(2)国から停止要請「あり得ない」 発送電一体に「意義」 に戻る
《原発の安全性をめぐる質問が続く》
株主「全電源喪失はあり得ないという前提でやっているのですか。国の指針通りのみに従ってやっているのですか」
豊松秀己常務「全電源喪失については、長時間を考慮しないとされております。(原発立地の福井県側の)日本海には海溝型プレートがなく、マグニチュード9の地震や大津波は生じる可能性はなく、長期的な電源喪失はないと考えております。そういう事態が起きても、炉心を維持できるということは確認いたしました。安全上、問題はないと考えております」
株主「原子力は相変わらず安心、安全だと主張するのはいかがなものでしょうか」
濱田康男副社長「原子力については議論が進められておりますが、日本のエネルギー自給率を考えれば、国民生活にとって原子力の重要性は変わらないと考えます」
株主「今は原子力にとって厳しい時代。この程度安全だ、というのを説明してほしいです。福島の事故は東電の怠慢で、水素爆発も作業ミス。こうしたことを踏まえ、津波、地震にどう対応するのか、具体的な技術説明をお願いします」
豊松常務「東電と若狭湾の違いは津波の可能性。福島のケースは海溝型プレートが原因で津波が起きる。日本海側でいろいろ起きても最大で2、3メートル。同じことが起きたとして、さらなる対策を考えるのは必要。全電源喪失が起きた際、蒸気発生器を使えば継続的に冷却することができます。われわれの発電所の特色を生かし、強い決意のもと、対策に取り組んでいきます」
(次ページ)核廃棄物処理問題についても株主の関心は寄せられた