玄関を入ると、お気に入りの家具に囲まれた自分の部屋がある。誰もが抱く、ささやかな夢だ。スウェーデン発祥の大手家具小売り、IKEA(イケア)には、そんな夢をかなえるためのヒントが詰まっている。
日本での第1号店「イケア船橋」は、JR京葉線の南船橋駅から歩いて数分。約4万平方メートルの広大な売り場に、国内有数の規模を誇る約9500品目の家具やリビング用品が並ぶ。
店内を歩くと、広さの理由が展示品の多さだけではないことに気づく。ソファやベッド、リネン類など、イケア自慢の家具やリビング用品で演出された計56通りのモデルルームが、空間を惜しまず配置され、来店客を出迎える。「部屋作りに大事なのはイメージ」。そんなメッセージが込められている。
開店から5年たった昨年12月、モデルルームを一新。マンションの間取りを実寸で再現した「ホームセット」と呼ぶモデルハウスを、従来の3棟から10棟に増やし、日本の住宅事情に合わせて部屋のサイズも小さくした。