一方、NECカシオは今月からタイ市場に防水機能付きのスマホを投入する。今後の市場拡大が見込まれるインドネシアやマレーシアなど周辺国への進出を目指す計画だ。国内の生産体制については、子会社のNEC埼玉を、9月までに従来型携帯の生産やスマホの技術開発に絞ってスリム化。スマホは今後、アジアメーカーとの共同開発・生産委託に切り替える。
国内の携帯メーカー各社は、NTTドコモなどの国内通信会社向け販売で収益を確保してきたため、スマホへの切り替えに出遅れ、世界シェアでアップルやサムスンなどに大きく引き離されている。IT専門調査会社のMM総研の横田英明研究部長は「日本市場で海外メーカーを迎え撃つためにも、販売台数を増やして1台当たりのコストを下げる必要がある。生き残りをかけ、生産の海外移管がさらに進むだろう」とみている。