バンダイナムコグループのガンダム関連の売上高【拡大】
初代ガンダムがテレビ放映されたのは1979年4月。その後33年がたち、ガンダムはバンダイナムコの屋台骨を支えるキャラクターの一つになった。売上高は年によって波があるものの、グループ全体で300億~500億円をたたき出す。
勝因は、ガンダムを世代を超えたキャラクターに育てたことだ。サンライズの宮河専務は「『オールウェイズ・ビギニング』(いつも始まり)を合言葉に、初代ガンダムに固執せず、新たな世界観や主人公のガンダムを作り続けてきたこと」と説明する。この考えが30年以上たっても、新たなファン獲得につながっている。
商品政策にも工夫を凝らした。ガンダム関連ビジネスは当初、80年発売開始の「ガンプラ」と呼ばれるプラモデルがほとんど。2011年3月でその累計販売数は4億個超と驚異的だ。
「クールジャパン」 これからが稼ぎ時
その後ガンプラに加え、玩具菓子やガシャポン(カプセル玩具)、カードのほか、ゲームソフトや映像ソフトなどの売り上げが加わっていく。
こうした商品の水平展開が加速したのは、「チーフ・ガンダム・オフィサー」(CGO)と呼ばれる役職の設置だ。この結果、これまでバラバラに商品開発していたグループ企業が、連携を密にしてそれぞれ効果的な商品を生み出す体制を構築した。他のキャラクターに例のないチーフ・オフィサーの設置はグループ内のガンダムの重要性を如実に物語る。
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