スマートフォンの出荷台数【拡大】
「他社からiPhone(アイフォーン)への乗り換えで20万円」。3月下旬、携帯電話ショップの店頭に張られたこんな張り紙の写真が話題になった。年間で最も携帯電話が売れる3月は、各社が販売店向け報奨金を積み増し、激しい顧客争奪戦が繰り広げられる。スマートフォン(高機能携帯電話)商戦が過熱気味の今回はとりわけ、同じ電話番号で携帯電話サービス会社を変更する「番号持ち運び制度(MNP)」を対象としたキャッシュバックキャンペーンが過熱した。しかし、費用対効果はいかほどだったのか。
5万円のキャッシュバック、なかには実質10万円分の割引といったケースもあり、現金を目当てに約1カ月間に30回近く契約と解約を繰り返した猛者もいたという。そんな行為をそそのかすような過剰なキャッシュバック商戦が4月に入っても続いている。いい加減にすべきではないか。安ければ利用者が飛びつくとはいえ、キャッシュバックで引き入れた顧客はキャッシュバックで逃げていく。
冒頭の「20万円」には、オチがあって、写真を拡大すれば「(家族4人)」という条件付きなのが分かるが、それでも1台2万円前後のスマホに5万円のキャッシュバックは世間常識からみて過剰だ。