国内太陽電池「発電ビジネス」相次ぎ参入 再生エネ買い取り追い風 (2/3ページ)

2012.5.4 05:00

企業の注目ニュース

 国内太陽電池首位のシャープは、京セラ以上に発電事業への傾斜を強めている。

 7月には、栃木県矢板市の産業団地に出力2000キロワットのメガソーラーを稼働させるほか、北海道の北見市や湧別町で各約1500キロワットを計画。「家庭用と違い一度に大量に売れ、設置後も継続的にビジネスが続くため、新たな収益モデルにつながる」(同社幹部)とみて、今後も国内外で建設を増やす方針だ。

 追い風となるのが、7月に始まる再生可能エネの全量買い取り制度。電力会社に義務付けられる太陽光発電の買い取り価格も、事業者側が望む1キロワット時当たり42円に決まり、売電で十分利益を得られる下地が整った。

 ただ、その一方で、メガソーラーの建設拡大を見越して、海外勢が日本市場の攻勢を一段と加速させており、パネルの価格下落圧力が強まるのは必至だ。

 実際、世界最大手の中国サンテックパワーは2012年の日本販売を2倍に伸ばす計画を打ち出したほか、中国LDKソーラーも新規参入。カナダのカナディアン・ソーラーも、12年に日本での販売を4倍の15万キロワットまで拡大する戦略を打ち出した。