大衆車に原点回帰し”安心・安全、快適に” 11代目の新型カローラ

2012.5.11 11:22

トヨタ自動車が発売した新型「カローラアクシオ」=11日、東京・青海(平尾孝撮影)

トヨタ自動車が発売した新型「カローラアクシオ」=11日、東京・青海(平尾孝撮影)【拡大】

  • トヨタが発表した新型のカローラアクシオ(左)とカローラフィルダー=11日午前、東京都江東区(松本健吾撮影)

 トヨタ自動車が11日発表した11代目の新型カローラの開発コンセプトは、「安心・安全、快適に大人4人が長距離移動できる小型車」で、初代カローラの原点に回帰した。

 初代カローラはエンジン排気量が1100ccの小型車だったが、世界展開や各種装備の拡充などを繰り返すなかで、10代目では、エンジンも1800ccまで大型化し、多くのグレードで中型車サイズまで“肥大化”していた。

 これに対し、国内でのカローラユーザーが高齢化していることや、燃費に対する意識が高まっていることや取り回しを考慮して、初めてのダウンサイジング化に取り組んだ。

 カローラは累計販売が年内には4000万台にも達するという世界で最も販売された車種で、日本を代表する大衆車とされてきた。販売ランキングでも2001年までトップを守ってきた。2001年にホンダ「フィット」に抜かれ、その後、トップに返り咲いたものの、08年以降は、フィットやトヨタのハイブリッド車(HV)「プリウス」などに抜かれ、低迷している。

 消費者が低燃費化、小型化を量販車に求める中で、カローラも小型化によって大衆車としての起死回生を図る考えだ。

 また、生産はグループ会社であるセントラル自動車の宮城工場(宮城県大衡村)で行う。トヨタは東北地域を、中京、九州に次ぐ国内第3番目の拠点に位置付け、拡充を進めている。被災地での生産によって、東日本大震災からの復興支援も目指す考えだ。