トヨタなど増産攻勢、マツダ除く6社黒字 自動車大手7社3月期決算 (1/2ページ)

2012.5.12 05:00

 自動車大手7社の2012年3月期連結決算が11日、出そろった。東日本大震災やタイ洪水による大幅減産や為替相場の歴史的な円高といった逆風に見舞われたが、昨秋以降の増産で盛り返し、最終赤字となったマツダを除く6社は黒字を確保した。

 自動車大手の業績を下支えしたのが、「生産の挽回による国内販売の復調」(スズキの鈴木俊宏副社長)だ。トヨタ自動車が昨年末に発売した小型ハイブリッド車「アクア」や、グループのダイハツ工業が昨秋に投入した低燃費の軽自動車「ミライース」など「エコカーが需要を喚起」(ダイハツの伊奈功一社長)した。

 トヨタの国内の連結販売台数は207万1000台と前期を15万8000台上回り、収益を押し上げた。日産やスズキ、富士重工業も国内販売は前年を上回ったほか、赤字のマツダも前期並みを維持した。

 昨年後半は1ドル=70円台後半で推移していた円ドル相場が、今年は3月末にかけて80円台の水準に落ち着いたことも、各社の利益改善につながった。

 13年3月期はエコカー補助金・減税の政策効果にも支えられ、各社は国内販売の好調を維持する見通し。海外も主力の北米市場が「想定以上に伸びている」(ホンダの岩村哲夫副社長)と堅調に推移すると期待。トヨタが営業利益で1兆円を見込むなど、各社とも業績の「V字回復」が鮮明になりそうだ。


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