リコーは16日、デジタルカメラ事業でロシアとインド市場への進出を検討していることを明らかにした。同社は併せて、「リコー」と「ペンタックス」の2つのブランドを併存して製品展開を進めることも表明した。今後は新興国を中心に海外での拡販を図り、2013年度の売上高を11年度比の約2倍にあたる700億円規模へ拡大させる計画だ。
リコーは一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラなどの利幅の大きいレンズ交換式カメラ市場への参入を狙い、昨年10月にペンタックスブランドを展開するHOYAのデジタルカメラ部門を買収。子会社「ペンタックスリコーイメージング」を設立し、今年4月にはリコーのカメラ部門を吸収合併する形で統合した。
統合前の2社は、北米や欧州など先進国市場が中心だったが、今後はレンズ交換式カメラで進出しているタイやマレーシアなどアジア市場での展開を強化する。
さらにペンタックスリコーイメージングの赤羽昇社長はフジサンケイビジネスアイの取材に対し、「インドやロシアへの進出を検討している」と述べた。進出にあたっては、親会社のリコーの地域拠点に集約された情報を活用し、参入時期などを見極める計画だ。