4月に日本で発売されたサムスンの5・3インチ型スマホ「ギャラクシーノート」【拡大】
大画面化の傾向は、国内勢の間でも強まっている。パナソニックは今夏、グローバルモデルの「ELUGA(エルーガ)」で5インチの新機種を投入する予定。富士通の高田克美モバイルフォン事業本部長は「(海外展開を目指す)次の主力機種は、5インチサイズになるだろう」と話す。大画面化の背景には、スマホでの動画視聴などを快適にするほか、「3.5インチサイズのみの(アップルの)アイフォーンと差別化を図る狙いもある」(業界関係者)という。
しかし先月、米ウォールストリート・ジャーナルが「次期アイフォーンは4インチになる」と報じ、アップルも大画面化に乗り出すとの見方が広がってきた。今年秋とみられる発売を前に、各社の商品開発戦略にも影響を与えそうだ。IT専門調査会社MM総研の横田英明アナリストは「スマホは、電話というよりも小さなパソコン。大画面化は必然の流れだ」と分析。その上で「手軽に扱える片手サイズのニーズも根強い。5インチ機種がどれだけ広がるかは、スマホより大画面のタブレット端末の普及度合いにも左右されるだろう」としている。