日産自動車のカルロス・ゴーン社長【拡大】
日産自動車が主力生産拠点である追浜工場(神奈川県横須賀市)の生産ライン2本のうち1本を7月に停止することが21日、明らかになった。日産グループの当面の国内の年間生産能力は約20万台(15%)縮小し、115万台程度まで減る。余剰設備を減らして、生産を効率化する狙い。
追浜工場の生産能力は年間43万台。休止する設備は廃棄はせず、試作ラインに転用して新興国で新型車を迅速に生産するための支援に使用する計画だ。
日産が国内の生産能力を縮小するのは、カルロス・ゴーン社長就任後の平成13年に村山工場(東京都武蔵村山市)を閉鎖して以来。
自動車大手では日産のほか、トヨタ自動車も国内の生産能力を、40万台減の320万台まで段階的に減らす方針。円高に伴う輸出の採算悪化や国内市場の低迷を受けて、国内生産縮小の動きが広がっている。