平井社長「ほかに質問ありませんか」
男性株主「これだけ業績が厳しく、欧州債務危機、円高の中でソニーがつぶれるリスクはいかほどか」
平井社長「ソニーの将来について。加藤執行役より」
加藤優執行役「私から回答する。今の株主の方の発言だが、為替については、事業を行ううえで大きな影響のファクターであるのは説明を必要としない。今、発言の中にあった欧州金融不安は大変憂慮される事態だ。これにかかわらず、ここ何年か、急激な円高、超円高が続く環境の中でビジネスを行う。為替に対する感応度は通貨別に違う。ドルに関しては、事業の構造は、ドルの受け取り額と支払う額のコスト面が割りと均衡している。収入とコストがかなりバランスしているからだ。ドルは1円動いた時の営業利益に与える影響はニュートラルだ」
「一方、ユーロはドルで説明した例だと、ユーロで受け取る金額と支払うバランスがフラットではなく、マイナス要因になる。影響は金額として1年間通じて、1円円高に振れた時には60億円ほど。かなり大きい。単純計算では昨今の計算では大変な金額になるが、経営としてはずっと放置しているわけでない。1つには魅力ある製品を出す、お客さまの理解と支援をいただき販売を上げる。競争力ある商品を価格に転嫁することを戦略的にやらないといけない。コストダウンの努力、過去、円高の中でやっているが、できることはさらに続ける」