ボーナス商戦の顧客を囲い込もうと、百貨店では7月からセールが始まった=東京都中央区の高島屋東京店【拡大】
経団連の調べでは、大企業の今夏のボーナスの平均支給額は昨夏比3.5%減の77万2780円と3年ぶりに減少し、消費者の財布のひもは一段と固くなっている。
一方でエコカー補助金の駆け込み需要を背景に、自動車の販売は好調だ。補助金は7月末から8月中旬には予算切れによる打ち切りの可能性が高まっていることから、販売店ではボーナスも利用した駆け込み需要の対応に追われており、「来店客は通常の2~3倍」(都内のホンダ系販売店)という。
円高を追い風に海外旅行の予約も好調。JTBは7~9月の海外パッケージツアーの予約は前年同期比3割増、近畿日本ツーリストも8月のハワイ方面の海外旅行の予約が前年同月比1割増で伸びているという。
全体では低調な百貨店だが、都心部の主力店では高級時計や宝飾品といった高額品が好調で、三越日本橋本店では6月に200万円以上の時計・宝飾品の売上高が前年同月比2.3倍となり、「資産運用としての購入が増えている様子」という。