キヤノンは23日、同社初のミラーレス一眼カメラ「EOS M(イオス エム)」を9月中旬に発売すると発表した。ミラーレス一眼は小型軽量ながらレンズ交換が可能で、本格撮影を楽しめることから、販売台数で国内のレンズ交換式カメラの4割を占めるまでに成長。デジタルカメラ最大手のキヤノンの参入で、市場シェアの地図は一気に塗り替わりそうだ。
「EOS M」は有効画素数が約1800万画素の撮像素子を採用。本体重量は262グラムで、液晶画面上の被写体に触れるだけで焦点が合う機能も搭載した。専用交換レンズだけでなく、別売りのアダプターを使うことで60種類以上の一眼レフ用の交換レンズも取り付けられる。
この日の発表会で、真栄田雅也常務は「高画質と小型軽量は相反するものだが、両方を達成できた」と述べ、大型の画像センサーを採用した「EOS M」の機能の高さを強調した。
市場想定価格は、本体が6万9800円、レンズ2本と外付けフラッシュなどが付いたダブルレンズキットは10万9800円。月産10万台を計画する。
ミラーレス一眼は、一眼レフから光学部品の一部を取り除いた構造を持つ。2008年8月にパナソニックとオリンパスが打ち出した共同規格をきっかけに生まれた「日本発のカメラ」。コンパクトカメラからの乗り換え層や、一眼レフ所有者のサブ機として受け入れられてきた。