--最上級セダン「シーマ」に搭載するモーター駆動が可能なハイブリッドシステムの導入は検討しなかったのか
「最適な技術を最適な価値で提供するのが、日産の環境技術の基本的な考え方だ。シーマに搭載している本格的なシステムでは、価格が50万円程度は上がってしまう。子供を持つミニバンの主要な購買層にとっては、値上げ幅がやはり大きい。燃費改善効果と価格のバランスを考えたうえで、簡易型システムを選んだ。並行して日産は、燃費改善効果の大きい別のハイブリッドシステムを、連合の仏ルノーと共同で研究開発している。今後も、こうした豊富な技術のなかから、投入モデルに合わせて最適なシステムを導入していく方針だ」
--従来モデルと比較した価格優位性は
「例えば、最も売れ筋の『ハイウェイスター』は249万9000円に対して、『ハイウェイスター S-ハイブリッド』は259万8750円と約10万円高い。ただ、HVは、片側自動スライドドアや後部座席用エアコンなど、従来のオプション装備を、標準装備としている。大半の購入者が付けていたためだが、この標準装備分を除くと、システムの実質的な上乗せ額は2万円にもならない」