【クルマ人】日産「セレナ」 前輪駆動車初のHV導入を決断した狙いは? (3/4ページ)

2012.8.12 07:00

日産自動車「セレナS-HYBRID」と商品企画責任者の商品企画本部商品企画室の角智彰セグメント・チーフ・プロダクト・スペシャリスト

日産自動車「セレナS-HYBRID」と商品企画責任者の商品企画本部商品企画室の角智彰セグメント・チーフ・プロダクト・スペシャリスト【拡大】

  • 「セレナS-HYBRID」

 --最上級セダン「シーマ」に搭載するモーター駆動が可能なハイブリッドシステムの導入は検討しなかったのか

 「最適な技術を最適な価値で提供するのが、日産の環境技術の基本的な考え方だ。シーマに搭載している本格的なシステムでは、価格が50万円程度は上がってしまう。子供を持つミニバンの主要な購買層にとっては、値上げ幅がやはり大きい。燃費改善効果と価格のバランスを考えたうえで、簡易型システムを選んだ。並行して日産は、燃費改善効果の大きい別のハイブリッドシステムを、連合の仏ルノーと共同で研究開発している。今後も、こうした豊富な技術のなかから、投入モデルに合わせて最適なシステムを導入していく方針だ」

 --従来モデルと比較した価格優位性は

 「例えば、最も売れ筋の『ハイウェイスター』は249万9000円に対して、『ハイウェイスター S-ハイブリッド』は259万8750円と約10万円高い。ただ、HVは、片側自動スライドドアや後部座席用エアコンなど、従来のオプション装備を、標準装備としている。大半の購入者が付けていたためだが、この標準装備分を除くと、システムの実質的な上乗せ額は2万円にもならない」

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