携帯電話の市場シェア【拡大】
この原動力となったのが、スマホ「iPhone(アイフォーン)」だ。11年10月にKDDIが売り出すまで国内で独占的に販売し、スマホ=ソフトバンクというイメージが高まったことが効いた。この結果、市場全体のシェアは06年4月末の16.5%から、今年7月末には23.0%にまで大きくアップした。
これに対し、最大手のドコモの7月の累計契約数は6054万件、2位のauは3572万件で、ソフトバンクとの差は着実に縮まりつつある。06年からのシェアの変化をみると、ソフトバンクの“独り勝ち”ともいえる。
普及率103%
ただ、今後も同じペースで増やせるかは不透明だ。総務省によると、今年3月末の携帯電話とPHSの加入契約数は前年同期比7.7%増の約1億3276万台。人口比の普及率は前年度末よりも7.4ポイント高い103%と、すでに1人1台以上の水準で、「市場はすでに飽和状態」(業界関係者)だ。
必然的に、成長を維持するには他社のシェアを奪う以外にない。その端的な例が、同じ番号で携帯電話事業者を変更する番号持ち運び制度(MNP)による利用者獲得競争だ。