携帯電話の市場シェア【拡大】
すでに始まっている“プラチナバンド”の900メガヘルツ帯通信設備の設備投資を中心に、今後3年間で約1.5兆円もの投資負担が発生。ある証券アナリストは「安さを打ち出すサービスは難しくなる」と、ソフトバンク商戦の転換期を指摘する。
プラチナバンドの効果も全国に行き渡るには時間がかかるため、他社から乗り換えた利用者がつながりにくいと感じるようだと、ドコモから流れた顧客がドコモに戻ったり、auに流れる可能性も高い。
ただ、ドコモにとってはイメージダウンが痛手だ。同社は今月2日、13日と立て続けに携帯電話で国際通話ができるサービス「国際ローミング」で障害を起こした。これに限らず、同社の通信トラブルは今年に入って9件にも上っている。
スマホの普及でデータ通信量が爆発的に増加するなか、ネットワークの信頼性向上や、データ通信の料金サービス向上に経営資源をどう振り向けるか、新たな競争軸への対応が必要となりそうだ。(松元洋平)