シャープ、なぜここまで崩れ落ちたのか 栄華極めた液晶の限界 (2/3ページ)

2012.9.2 21:16

 心臓部の液晶パネルですら、製造装置さえ導入すれば比較的簡単に生産でき、韓国や台湾勢の台頭を許した。差別化が難しくなることで、価格下落も一気に進んだ。

 こうした環境の変化に、シャープは対応できなかった。分岐点は、大型液晶パネルの堺工場(堺市)の稼働だ。

 21年10月、約4300億円の巨費を投じ、「第10世代」と呼ばれる世界最大級のガラス基板を使った液晶パネルの生産を開始した。大型テレビの生産に適した工場で、片山幹雄社長(現会長)は「60型以上のテレビでライバルはいない」と胸を張った。

 だが、技術的に「汎用(はんよう)化」したテレビの価格下落は止まらない。世界的な景気減速も逆風になり、需要は思うように伸びず、堺工場の今年4~6月期の稼働率は約3割で赤字が続く。

 事業立て直しのため、亀山工場は今後、成長が期待できるスマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット端末向けの中小型液晶パネルの生産に絞り込む。

奥田隆司社長も「限界があった」と認める

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