■三菱航空機社長・江川豪雄さん(67)
--開発を進める国産初の小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の納入が予定より1年半も遅れた。影響は
「結論からいえば、影響は出ていない。燃費性能や低騒音など優れた機能を持つMRJに対する顧客の期待は依然として高いままだ。MRJの受注機数は230機だが、現在は国営ベトナム航空と20機程度の交渉を進めているほか、欧州企業からの引き合いもある。ただ、影響が出ていないとはいえ、これ以上の延期は許されない。全力を挙げて公約時期を守る」
--スケジュールをどうやって守るのか
「4月以降、組織体制を強化した。開発工程を守るために技術開発担当者に専任役員を置いたほか、部品や装備品の供給などのサプライチェーンマネジメントを担う部署にも新たに担当役員を配置した。また、各国で異なる法規制関連を専門に扱う部署も新設した。2013年10~12月の初飛行は絶対に守る。トータル5機を使って2500時間の試験飛行を行い、15年の初就航を目指したい」