ホンダの「フィットEV」【拡大】
ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)に搭載するリチウムイオン電池や電子部品について、自動車各社が、系列以外の電機メーカーなどからも調達を拡大し始めた。
世界的にエコカーの競争が過熱する中で、合弁などによる「内製」への依存を転換し、コスト競争力を高める狙い。電機メーカーにとっては商機が到来した形だ。
スズキは、6日に発売した軽自動車「ワゴンR」に東芝のリチウムイオン電池「SCiB」を搭載した。SCiBは負極に「チタン酸リチウム」を使うことで寿命を伸ばし、安全性を高めたのが特長だ。
SCiBは三菱自動車の電気自動車「i-MiEV(アイ・ミーブ)」の低価格版とホンダの「フィットEV」にも採用されており、車載向けでは後発ながら、高い技術力が認められた。
日産自動車も、2013年に北米で発売するHVに日立製作所グループのリチウムイオン電池を採用する。
自動車の「系列」に属さない日立は、「国内外問わず全方位外交でいく」(担当者)方針で、最近では米ゼネラル・モーターズ(GM)のエコカーにも採用された。