ソフトバンクの孫正義社長【拡大】
ソフトバンクは4日、スマートフォン(高機能携帯電話)を使ったクレジット決済サービスを10月中に本格展開することを明らかにした。
今年5月に提携した米電子決済大手ペイパルのサービスで、スマホに取り付ける専用の小型決済端末の販売を手がける「ソフトバンクショップ」を17店から500店に拡大する。さらに現在は米アップルの「iPhone(アイフォーン)」のみとしているサービス対応のスマホに、年内にも米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」の搭載機種を加える計画だ。
ソフトバンクはこのサービスの提供を9月から一部で開始していたが、小売店の潜在ニーズが高いと判断し営業態勢を拡充する。スマホを使った決済サービスは、NTTドコモも11月から開始する予定で、携帯電話事業での両社の勢力争いがクレジット決済分野にも広がりそうだ。