日産自動車の小型セダン「ラティオ」を説明する商品企画室の都築邦康チーフ・プロダクト・スペシャリスト【拡大】
--デザイン面の改良点は
「小さくなったエンジンや燃料タンクを最適配置した結果、1クラス上のセダン並みの室内空間を確保できた。トランクも前モデルより奥行きが125ミリ長くなり、容量が490リットルまで拡大した」
「外装デザインは、『正統派5ナンバーセダン』として存在感と上級感を両立させる流麗なサイド部分や、大きなヘッドランプやグリルを採用して力強さを表現したフロント部分などクラスを超えたデザインを施した」
--小型セダン市場にクルマを投入し続ける理由は
「国内の需要規模は10年前より7割減の6万台まで落ちている。『カローラ』がトップでラティオはその次。だが、2つの大きな需要があるので絶対にゼロにはならない。1つは『65歳の男性、定年退職後、現在は町内会の理事』に象徴されるようなシニア世代。若い頃からセダンに慣れ親しんでいて、『今さら小さいクルマに乗れない』という声は根強い。もう1つは法人需要。医薬メーカーの社員が病院を回ったり、銀行員が顧客を訪問するときに、フォーマルな印象を与えるセダンは依然として人気が高い」