日産、日韓ナンバーで貨物相互乗り入れ 物流コスト削減

2012.10.16 05:00

 日産自動車は15日、韓国で荷物を積んだまま日本の公道を走り、部品を九州工場に直行できる取り組みを10日から始めた、と発表した。

 1台の貨物トレーラーに日韓両国のナンバープレートを取り付ける仕組み。これまでは貨物船のコンテナに荷物を積み替える手間が発生し、部品発注からの輸送に時間がかかっていたが、7月の日韓両政府の合意によりフェリーにトレーラーごと載せられるようになったことに対応、物流コストの大幅な削減につながると期待される。

 新システムは、日産自動車九州(福岡県苅田町)と韓国の部品メーカーの間で適用される。日本から韓国へ空の状態のトレーラーを輸送し、韓国から日本に商用車向けの部品を積んで直行できる。

 日産によると、韓国に部品を発注してから九州工場に届くまでこれまで25日かかっていたところを、3日まで短縮できるという。15日に会見した日産の山内康裕常務執行役員は「今後、中国と日本間でも同じやり方を進めていきたい」とした。

 日産は新型商用バンに韓国製の部品を2割使うなど、コスト削減のため輸入部品の採用を拡大している。


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