ソフトバンク、世界を舞台に大勝負! 孫正義社長「ゼロからの出発」 (3/3ページ)

2012.10.16 07:30

携帯電話事業者のLTE契約数の世界シェア

携帯電話事業者のLTE契約数の世界シェア【拡大】

 しかし、経営の基盤とする日本での態勢は万全ではなく、道半ばだ。イー・アクセス買収で「LTE基地局は3万局になる」と豪語したが、両社の基地局は都市部偏重で相乗効果は薄い。社内から「リスクを取るどころか、途方に暮れそう」(幹部)と困惑気味の声も上がる。

 スプリント買収は、日本の携帯市場にも影響を及ぼすことになりそうだ。最大の波乱要因がクリアワイヤの存在。同社が推進してきた高速データ通信規格「WiMAX(ワイマックス)」は、日本ではKDDIが筆頭株主のUQコミュニケーションズが提供しているが、世界では劣勢。クリアワイヤはLTEの一つである「TD-LTE」に転換する方針を示している。

 約50%の株式を保有するスプリントがクリアワイヤを完全子会社すれば、UQコミュニケーションズのワイマックス事業は事実上、変更を強いられる。(芳賀由明)


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