タブレットOS“三国志” 後発「8」は法人向けで伸びる可能性 (1/2ページ)

2012.10.25 05:00

小型タブレット端末の比較

小型タブレット端末の比較【拡大】

 米マイクロソフト(MS)の「ウィンドウズ8」が26日に登場することで、市場が拡大するタブレット端末向けの基本ソフト(OS)のシェア争いが熱を帯びる。米アップルの「iOS」と米グーグルの「アンドロイド」が先行するが、「8」が加わることで三つどもえの戦いとなる。

 MSはこれまでもタブレットで利用できるOSを発売してきたが、マウスの使用を前提としたり、ハードウエアに大きな容量や高性能のCPU(中央演算処理装置)を必要とすることなどがネックとなり、普及は進まなかった。

 「8」では、画面に触れて操作するタッチパネルへの対応を強化した。自社開発のタブレット「サーフェス」も欧米などで26日から発売する。コンテンツ配信といったアップルやグーグルと同様の事業展開も準備し、先行する2社を追う。

 しかし、調査会社の米ガートナーによると、2012年のタブレットのOS別シェア見通しは、iOSが53%、アンドロイドが41%と市場を分け合う一方、「8」は3%未満となる見込みだ。

「短期的なシェアの拡大は厳しい」

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