バンダイナムコが見いだした活路
「株式会社ガンダムという事業会社があるイメージ。一つのキャラクターから多重にコンテンツを展開していく」(石川祝男社長)経営スタイルで、仮面ライダービジネスの活性化はその成果というわけだ。
HD傘下の事業会社のナムコが運営するアミューズメント施設のゲーム機とバンダイの玩具との連携、キャラクターのソーシャルゲーム、カードゲームやカプセル玩具をスマートフォン(高機能携帯電話)と連動して楽しむ遊び方の提案など。1つのキャラクターで多面的な収益源を獲得する効率経営は、少子化やデフレで縮む国内で収益基盤を維持するために、バンダイナムコが見いだした活路だ。
中国生産リスク分散
今年7月、フィリピンに17年ぶりとなる自社工場を建設する投資を決定したのも、効率経営のための体質強化の布石だ。
現在、玩具の8割以上は海外の協力工場で生産している。だが主力委託先の中国では過去5年間の最低賃金の平均上昇率が12.5%にも達し、「このペースで上がると、利益確保が本当に困難になる」(バンダイの田口三昭副社長)状況という。