ホンダのハイブリッド型スポーツカー「CR-Z」のステアリング右下部分の「S+」と書かれたボタンが「プラススポーツシステム」だ【拡大】
--開発した経緯は
「初代CR-Zにも瞬間的にエンジン回転が高まって走りを楽しめる『スポーツモード』が搭載されていたが、もう少し違う使い方はないか、例えばBMWの『スポーツボタン』のように押すだけで世界が変わるくらいの車を作りたいと思っていた」
--苦労した点は
「ステアリングを切ったら(加速走行を)解除するとか、加速性能と安全性をどうバランスよく両立させるかが一番大変だった。このボタンは世界中で標準装備されるので、冬山や曲がりくねった道などさまざまな道でテスト走行を重ねた」
--電池をニッケル水素からリチウムイオンに替えた理由は
「実はリチウムイオンを提案したのは伊東(孝紳)社長だった。当初は、ニッケル水素を(初代モデルより)多目に搭載しようと考えていたが、伊東社長からリチウムイオンを提案され、使ってみたらよかった。ニッケルよりエネルギー効率がよく、軽量小型化にもつながった。ほかにも、エンジン内部の抵抗を少なくするなどの工夫を重ね、CVT(無段変速機)モデルでガソリン1リットル当たり23.0キロの燃費を達成した」