「iPhone5」発売開始を祝うイベントでポーズをとるKDDIの田中孝司社長(左)とタレントの剛力彩芽【拡大】
通信速度で劣勢のソフトバンクは、今後、基地局の整備を急ぎ、au追撃態勢を整える。その核となるのが今月に買収したイー・アクセスが保有する設備だが、「基地局はフィールドに合った配置をすることも含めて調整をする必要がある」と、携帯・ITジャーナリストの法林岳之氏は指摘する。
イー・アクセスが展開する通信サービス「イー・モバイル」は、1.7ギガ(1ギガは10億)ヘルツ帯のLTEと3Gネットワークを持っている。このうち、iPhone5に対応するのはLTEのみで、ソフトバンクとイー・アクセスのLTE基地局は重複エリアも多く基地局間の距離が近いと電波が干渉する恐れもある。
ネットワーク環境は、基地局の数だけでなく、基地局間の干渉を抑えるための設置技術や、複数の周波数を組み合わせて通信品質を向上させるマルチバンド運用など、キャリア独自の緻密なネットワーク設計が重要になってくる。