13年3月期の本業のもうけを示す営業利益は、当初計画の2600億円から、1400億円に下方修正。新興国経済の鈍化や国内市場の冷え込みで、デジタル家電や白物家電など、自動車関連部門を除くすべての分野で当初の販売計画を下回る。
とくに韓国サムスン電子など海外勢との競争が激しい、薄型テレビや携帯電話などデジタル家電の低迷が際立つ。
売上高は前期比7.0%減の7兆3000億円の見通しで、8000億円下方修正したが、「下振れ要因の8割がデジタル家電」(津賀社長)という。テレビの年間販売計画も、1250万台から900万台に引き下げた。携帯電話事業に関しては、今春に再参入した欧州市場から今年度中に撤退する。
採算が悪化した結果、繰り延べ税金資産の取り崩し(4125億円)を迫られた。また、三洋電機などから買収した太陽電池やリチウムイオン電池、携帯電話事業では、買収時よりも資産価値が下がったため、将来の回収を見込んでいた「のれん代」を減損処理(2378億円)した。