開店と同時に店内になだれ込む多くの客=10月25日、大阪市北区の阪急百貨店梅田本店(恵守乾撮影)【拡大】
また、現在の阿倍野本店の屋上に貸し菜園と庭園を設けるのも「生活文化をはぐくみ、来店客が一日中楽しめる場所にしたい」(近鉄百貨店の飯田圭児社長)との意気込みの表れだ。
コンセプトとする「街のような場」の下、子供用の遊具を現本店3階部分にある屋外に設置したり、350人収容の近鉄アート館を設け、劇団や伝統芸能の公演、文化サロンの発表会に利用してもらいたい考えだ。
一方の阪急の梅田本店も、9~12階に「祝祭広場」と呼ぶ2千平方メートルの空間をつくり、約300人が座れる階段をオープン。すでに高級車の発表会など、さまざまなイベントを開催し、「劇場型百貨店」というコンセプトを具体化している。
10代VS20代
両店は若い世代にターゲットを絞った戦略も展開。近鉄は10代後半から20代女性向けの売り場「あべのパッセ」を設ける。近鉄百が名古屋市で展開するファッションビルのノウハウを活用したものだ。