国内パソコン市場のメーカー別シェア【拡大】
また、エイスースは10年にようやく法人向けの営業チームを立ち上げ、まずは地方大学の生活協同組合というニッチ市場で突破口をつかんだ。現在わずか6人の少数精鋭だが、昨年には北海道や東北、四国、九州の大学生協と契約にこぎつけた。
関係者は「外資系では初めてではないか」と驚きの声が上がっているという。生協では主に、新入生が勉強や趣味で使うための標準機を販売する。
法人向けのシェアはまだわずかだが、同社の営業責任者は「大学生協は1回入り込めれば、長く続けられるビジネス」と、成長に期待を込める。
生協に食い込めた要因について、同社の商品が「若者世代に支持されていること」があるとみている。同社の商品力を支えているのは、「デザイン・シンキング(思考するデザイン)」(ジョニー・シー会長)と呼ばれるデザインと技術の融合だ。
エイスースが2001年に台北市にある本社ビルに設置した「デザインセンター」には、同社の強さの秘密が詰まっている。厳重に管理された扉の中には、ふかふかのグレーのソファや豊富なデザイン系書籍が並ぶ。