建設中のプノンペン新港。日本政府はさらなる拡張を提案、一大物流拠点とする計画【拡大】
非資源分野の中核に
現在はプノンペンからホーチミンまで約8時間かかるトラック輸送費用は約950ドル(約7万6000円)だが、河川物流だと32時間かかるものの、費用は700ドルと3割近く安くなり、ニーズは高いという。カンボジアにとっても、港湾整備でコメなどの農産品輸出にドライブをかけたい考えだ。
日本企業による「チャイナプラスワン」の動きが加速し、プノンペン周辺は日本企業による進出ラッシュに沸いており、物流量が拡大することは確実。三井物産は港湾拡張や工業団地の整備に加え、プノンペン周辺で火力発電などのインフラ整備も検討している。
同社は昨年9月、シンガポールの港湾運営会社「ポーテック・インターナショナル」を買収して港湾物流事業に本格参入したが、今回が計画段階から参画する初のプロジェクト。コンテナ取扱量を15年をめどに現在の3.3倍の最大400万トンに引き上げ、非資源分野の中核に育てたい考えだ。(上原すみ子)