初公開されたJR東海の超電導リニアの新型車両【拡大】
まず5両、その後12両に伸ばして営業運転に近い形で走行試験。問題がなければ、2027年に東京(品川)-名古屋間を最短40分で結ぶ“夢の超特急”が実現する。
一方、JR東は既存の新幹線技術の高速化に挑む。宮城県利府町の新幹線総合車両センターで公開された新型車両「E6系(スーパーこまち)」はその布石となる。現在のE3系(こまち)は最高時速275キロだが、E6系導入で同300キロ、さらに14年春には同320キロの運転を始める。
JR東の冨田哲郎社長は2020年度までに「鉄道の優位性を高める」として、東北新幹線などで最高時速360キロの実現を目指すと宣言。360キロ運転の実現には「現在の新型車両の後継車両の開発が進む」(関係者)とみられている。