入場者数が1億人に達したユニバーサル・スタジオ・ジャパン。人気キャラクターらが盛大に祝った=10月29日、大阪市此花区(阿部佐知子撮影)【拡大】
大人から子供まで
USJは、映画会社「ユニバーサルスタジオ」が米ロサンゼルスのハリウッド近くに、1964年に開業したテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド(USH)」のノウハウを導入。USH、「ユニバーサル・オーランド・リゾート」に続き、“第3のテーマパーク”として平成13年に建設された。
開業当初はUSHなどと同じように、映画を題材とした大人のテーマパークだった。
初年度は約1100万人が訪れ、東京ディズニーランドと並ぶテーマパークともてはやされたが、2年目以降、入場者数は伸び悩み、700万人台まで低迷する年もあった。
入場者数のアップを目的に導入されたのが、コストをあまりかけずに投入できるキャラクターだった。映画にとどまらず、子供や若者に人気のキャラクターを取り入れることで、ターゲット層を広げることも可能になる。