入場者数が1億人に達したユニバーサル・スタジオ・ジャパン。人気キャラクターらが盛大に祝った=10月29日、大阪市此花区(阿部佐知子撮影)【拡大】
USJを運営するユー・エス・ジェーの森岡毅執行役員は「『なんでワンピースなんだ』という声も実際はあった。映画のテーマパークという軸は当然大事だが、映画だけのテーマパークである理由はない」と言い切る。
昨年、今年と、夏には人気ゲーム「モンスターハンター」をテーマにしたイベントも実施。等身大の動くモンスターや、オリジナルグッズなどが楽しめるため若い男性を中心に人気を集めた。
3月にオープンした「ユニバーサル・ワンダーランド」は、ハローキティなどのキャラクターとふれあうことができ、連日小さい子供連れでにぎわい、今年の入場者数増の大きな要因となった。
大型投資は「映画」
とはいえ、「映画」という看板を捨てたわけではなく、大型投資については映画を軸に行う。16年には140億円を投じて「アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド」をオープン。