日本自動車工業会によると、今回の(電力各社による)値上げが実施されると、自動車1台当たりで2000~3500円のコスト増になる。
国内の電力コスト増が避けられない中で、生産を電気料金の安い海外に移す動きが活発化する可能性がある。特に経営不振の家電業界で拍車がかかる恐れがある。
パナソニックは今後、インドやブラジルなどで白物家電の工場を建設する予定だが、さらに電気料金値上げにより「国内での生産存続に大きな影響を与える」(同社)と懸念する。すでに国内工場の一部縮小を表明しているシャープも、「関電管内に多くの生産拠点を抱えており、影響を受ける」と話す。関電が10~20%値上げした場合、「年10億~20億円のコスト増」と試算する。