資生堂が提供するメーキャップレッスン有料サービス。つけまつげは持ち帰ることができる=東京都中央区【拡大】
クリスマスシーズンを前に、化粧品メーカーが複数の化粧品などをセットにして販売する「コフレ」で競っている。メーキャップ用品などを組み合わせた限定品として売り込み、高級感をアピールしながら実用性に配慮した商品も目立つ。各社はコフレを誘い水に関心を高めたうえで、自社ブランドの固定的な愛用者につなげたい考えだ。
ヤクルトは26日、「グランティアEXメイクアップコフレ」(税込み5250円)を4万個限定で発売。新たに開発したジェル状の化粧下地などの商品に収納用ポーチを付けた。「化粧ポーチとしての機能性を重視した」といい、メーク中に勝手に閉じないように、ポーチの口にワイヤを取り付ける工夫を施した。
ファンケルが20日に投入した「メークアップコフレ〈クリスタルオーナメント〉」(3900円)は、限定色の口紅2色とつやを出すグロスをセットにしたリップパレットが目玉。