資生堂が提供するメーキャップレッスン有料サービス。つけまつげは持ち帰ることができる=東京都中央区【拡大】
同時に、定番のメーク落とし「マイルドクレンジングオイル(マイクレ)」をコフレと同じ雪の結晶のイラストが付いたボトルに入れて限定販売。「コフレの購入者を『マイクレ』に誘導したい」ともくろむ。
コフレにとどまらず、期間限定のメーキャップサービスで顧客の囲い込みを図るのは資生堂だ。東京・銀座の総合美容施設「シセイドウ・ザ・ギンザ」で11月下旬から、自社製品を使って目元メークの有料個人レッスンを開いている。期間を昨年より15日多い40日間に拡大し、12月30日まで実施。つけまつげは、一人ずつ最適なものを選び、持ち帰ってもらう。レッスンは1時間で1万2600円。
12月は、おしゃれをして出かける催し物が多いこともあり、化粧品の販売が例年伸びる。東日本大震災で消費マインドが冷え込んだ昨年は、低価格志向も相まって低迷しただけに女性の関心が高いコフレにかける各社の期待は大きい。