IGZO技術を搭載したシャープの業務用液晶パネル=28日、東京都港区【拡大】
シャープは28日、画像が高精細で消費電力の少ない新型液晶技術「IGZO(イグゾー)」を使った業務用32インチディスプレーを来年2月15日に発売する、と発表した。
これまで同技術を使った液晶はスマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット端末向けなどの中小型だけだったが、大型化することで用途拡大を狙う。
同社は液晶事業の不振で2013年3月期に最終赤字4500億円を見込んでいるが、新技術は他社との差別化を図れる「成長エンジン」(同社幹部)と位置づけており、業績改善の切り札としたい考えだ。
この日発表したディスプレーは、フルハイビジョンの4倍の解像度を持つ「4K」表示が可能で、奥行きも約35ミリと薄型化を実現した。細かい図面の表示やグラフなどを多用するコンピューター利用設計システム(CAD)や映像編集、金融取引業務などに適しているとしており、主に業務用に拡販する。市場想定価格は45万円程度で、月産1500台を掲げる。