KDDIの高橋誠専務(左)と、CMキャラクターの松平健さん(中央)、接続装置を持つJCNの藤本勇治社長(右)=28日、東京都港区【拡大】
KDDI(au)傘下のケーブルテレビ(CATV)大手、ジャパンケーブルネット(JCN)は28日、テレビにインターネットを接続して多チャンネル放送や動画配信、ネット通販などが楽しめる新サービス「JCNスマートテレビ」の提供を始めた、と発表した。
専用の接続装置「スマートTVボックス」に接続して利用する。JCNの既存契約者向けだけでなく、新サービスを前面に新規契約者の獲得も狙う。
新サービスは72以上の多チャンネル放送と、下りで最大毎秒100メガビットのインターネットを利用できる。別売りの専用端末を利用すれば、タブレット型の端末をリモコンとして利用できる。月額料金は9450円から。auのスマートフォン(高機能携帯電話)とセットで契約すればスマホの利用料金を割り引く。
接続装置はCATV用として初めて米グーグルのOS(基本ソフト)「アンドロイド4.0」を搭載。auのスマホで利用できる多様なアプリもダウンロードしてテレビで楽しめる。
JCNの藤本勇治社長は「(新サービスの提供で)お茶の間を変えていく。家族が集まるテレビライフを復権させたい」と意気込んだ。