音楽CDの生産数量【拡大】
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日本レコード協会によると、今年1~10月の音楽CD(アナログレコード、カセットテープ含む)の生産枚数は1億7542万枚と、前年同期比約10%の増加。金額ベースでも約7%増の1785億円。10月単月では生産が前年同月比26%、金額が28%とそれぞれ大幅増だ。
牽引(けんいん)するのが全体の99%を占めるCDだ。年末の需要期を考えれば、今年の生産枚数はピークだった1997年以来、15年ぶりに増加することが確実視されている。
増加の要因は、若年層の間でAKB48や嵐といったアイドルのシングルCDが売れたこともある。だが、シングルCDの構成比は約30%にすぎず、残りの約7割を占める洋楽・邦楽のアルバムCDが貢献した。