しかし、世界で唯一進出できていないのが欧州だ。
「欧州は一番難しい」と話すのは海外事業を担当する西田知之常務。「デザイン性などへの消費者の目が厳しい欧州では、これまでのダイソーの商品ではだめだ。現地の好みに合わせていかなければならない」と厳しくみている。
若い女性をターゲットにしたダイソーの大幅な改革は、国内競争にもとどまらず、欧州への進出、全世界展開を視野に入れた試金石でもある。
今年度中に進出予定のブラジルも、実は欧州からの移民が多く、文化的にも欧州に近い。ブラジル進出は、その後の欧州展開をにらんでいるという。
タイガーも海外展開を占う戦いに
欧州展開となれば、やはり意識するのが今年7月に欧州からアジアへ初進出し、心斎橋に1号店を出店したデンマークの雑貨チェーン「タイガー」だ。タイガーもダイソーと同じく世界進出を加速させており、現在17カ国に195店を展開している。
今回ダイソーの欧州進出計画より先んじてタイガーが日本に乗り込んできたため、心斎橋は両者とも、初めての直接対決の舞台となる。