花王が11月に限定販売した「ガラスマジックリンエッセンシャルローズの香り」【拡大】
ユニ・チャームも10月、掃除用具「ウェーブハンディワイパー」から、「グリーンの香り」を限定発売した。ベルガモットやハーブをブレンドした爽やかな香りが特徴で、掃除後のすっきり感が得られるようにした。
小林製薬は、排水口に投げ入れてパイプ内のぬめりを取る洗浄剤「かんたん洗浄丸」に、ミントの香りの新商品を今春追加。年末の需要期を迎えた最近は同シリーズの売り上げが前年同期より約14%増加。同社は「パイプ内は目で見えないが、香り付きだときれいになった実感を得やすい」点が消費者に受け入れられたとみている。
花王によると、住居用洗剤市場は大掃除で需要が高まる10~12月、通常の1.3倍に当たる約330億円に達する。横ばいが続く日用品市場を「香り」で牽引(けんいん)した衣料用柔軟剤や消臭芳香剤に続こうと、各社の大掃除商戦はますます白熱している。