タイ工場【拡大】
ただ、沖縄県尖閣諸島の国有化をめぐって頻発した反日デモで日系メーカーの中国工場が生産停止に追い込まれるなど、中国の生産リスクが顕在化。リスクを軽減するには、生産機能の分散化が欠かせないと判断して、タイ工場を中国を補完する新たな拠点に育成する。
リコーのプリンター販売はアジアを中心に急拡大している。年率50%以上で成長しているインドのほか、東南アジアでも10~40%の伸びが続いている。今後、さらなる成長が見込まれる新興国市場の販売拡大には、タイの増産で対応する計画だ。
精密機器大手では、世界生産の90%以上を中国が占める富士ゼロックスも、複合機やプリンターを来年からベトナムで生産することを決定するなど、中国への生産集中を軽減する「チャイナ・プラス・ワン」の取り組みが活発化してきた。(今井裕治)