投資会社の売却によるM&A件数【拡大】
焼き肉チェーン「牛角」を展開するレックス・ホールディングスは06年のMBO(経営陣による自社買収)で非上場化。出資した日系ファンド傘下だったが今年、居酒屋「甘太郎」などを運営するコロワイドに買収された。債務の株式化で株を取得したため、集計には含まれない。
対象が海外企業のケースも含めると、電通の英広告会社イージスグループ買収や、丸紅の米穀物大手ガビロン買収も、ファンドが売却したことによるもので、出口戦略は世界的に活発化しているといえる。
レコフの沢田英之リサーチ部長は「投資会社の買収が盛んだったのは05~07年。世界経済の状況が不透明な中、利益確保を目指す動きが強まっている」と指摘する。
株式相場の低迷でIPOが実施しにくかったことも、関連M&A増加の要因とみられるが、足元ではIPOに伴う売却も目立ってきた。