三菱自動車本社に入る国交省の担当者=2012年12月25日、東京都港区【拡大】
三菱自動車がリコールに消極的だったとして厳重注意した国土交通省は25日、改善への取り組み状況を確認するため、東京都港区の同社本社や愛知県岡崎市の同社品質統括本部などに道路運送車両法に基づく立ち入り検査を実施した。同社は2000年にも大規模なリコール隠しが発覚、道路運送車両法違反(虚偽報告)容疑で元副社長が逮捕された経緯があるだけに、今回のリコール問題が長引けば再び経営不振となる恐れもある。
同社は一連の経緯や改善策に関する社内調査結果を報告書にまとめ、19日に提出済み。国交省は今回、異例の立ち入り検査で改善がどのように進んでいるかを調べ、他に問題があればさらに指導する。
三菱自は、三菱商事出身の益子修氏が05年1月に社長に就任し、環境対応車と新興国販売戦略の強化を軸に業績回復を図ってきた。ここ3年間は最終黒字を計上し、それが軌道に乗ってきたともいえる。