東京・港区港南のソニー本社ビル【拡大】
ソニーは4日、国内販売子会社のソニーマーケティングとソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の修理業務を統合することを明らかにした。効率化とともに修理にかかる日数の短縮化で、ユーザーの流出を食い止めるのが狙い。
既に、これまでSCEが自社で完結していた家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)」シリーズの修理業務の一部を、パソコンの「バイオ」や液晶テレビの「ブラビア」といったソニー製品の修理業務の担当部署に移管した。
外注方法も見直し、主に物流の効率化によって修理期間の短縮を目指す。また、両社の修理業務担当部署で人材交流も進めており、効果が上がれば、業務の統合を今後本格化させる。
ソニーは製品同士を連携させ、ユーザーに新しい使い方を提案する取り組みに力を入れている。修理業務でも両社の連携を深めることで、グループ全体で顧客対応の向上を図る。