パナソニック、企業向け事業強化 GM、IBMと提携拡大 (2/3ページ)

2013.1.10 07:00

 インターネット上でソフトウエアを利用するクラウド技術で提携しているIBMとは、ネットとつながった「スマート家電」と、情報処理技術を活用した共同事業を検討する。具体的には、家電の電力消費量を細かく管理し、省エネにつなげる事業などを視野に入れる。

 価格下落の激しいテレビ事業の不振が響き、パナソニックは2013年3月期の最終損益が7650億円の赤字と、2年連続で巨額赤字を計上する見通しだ。このため兵庫県尼崎市のテレビパネルの最新鋭工場を停止するなど、かつて稼ぎ頭だったテレビ事業を大幅に縮小する。

 同じくテレビ事業の不振で、ソニーとシャープも12年3月期に過去最悪の最終赤字に転落。いち早くテレビの国内生産から撤退し、インフラなど企業向け事業に力を入れる日立製作所や東芝の業績が堅調なのとは対照的で、今後も企業向け事業を拡大する動きが加速しそうだ。

「相乗効果は十分に発揮されていない」

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