CESのパナソニックブース=8日、米ネバダ州ラスベガス(AP)【拡大】
大坪前社長が有機ELテレビの商品化を宣言したのはその場だったが、今年のCESで4K対応の有機ELテレビを発表したのは、ソニーとパナソニックの2社だけ。
昨年もCESに訪れた業界関係者は「わずか1年で別の会社かというほど、状況が変化している」と驚きを隠さなかった。
津賀社長の自信の裏にあるのは、4K対応で韓国メーカーに勝ったことだけではない。同社によると、パナソニックの有機ELはサムスンなどに比べ、低コストで製造できる生産方式を採用しており、量産化に向けた強みがあるという。ソニーとの共同開発で「有機EL技術の分野で、パナソニックは韓国メーカーを逆転した」(証券アナリスト)との評価もある。
しかし、LGが55型有機ELテレビを3月に米国で発売するとしたのに対し、パナソニックとソニーは商品化の時期を明言できていない。ユーザーに受け入れられる価格帯や商品の形態について「市場調査が進んでいない」(パナソニック関係者)ためだ。