--2011年に中堅ハウスメーカーのエス・バイ・エルを子会社化し、家電以外の事業を拡大している
「住空間をより省エネで快適に変えていくには、住宅の設計段階から参画しないとできない。太陽電池などを搭載したスマートハウスの2世代住宅や50年ローンなどを提案することで、少子高齢化と福祉対策、関連産業の活性化にもつながる。電気料金の値上げは大きなきっかけになると考えている。スマートハウス事業は今期をスタート年度として3年後に5000億円の売上高にしたい」
--14年から消費税の増税が始まる
「増税のやり方は考える必要がある。レシートに外税として記入されるからだ。内税にし、消費者に増税を感じさせないように対処すべきだ」(西村利也)
【プロフィル】山田昇(やまだ・のぼる) 1963年日本ビクター入社。73年に独立し群馬県前橋市でヤマダ電機の前身であるヤマダ電化サービスを創業。83年ヤマダ電機設立。2000年に同社を東証1部に上場。08年6月から現職。宮崎県出身。